音楽療法とカラオケ
音楽を聴いていて、知らない間に足でリズムをとり、手で膝を叩いている人がいます。 「りんごのうた」や「青い山脈」を歌っていると、もうなん十年も前の歌なのに歌詞はすらすら。 そして普段、無表情な人にも音楽を通して笑顔が浮かびます。 これは、ある施設での音楽療法の風景です。
カラオケは「音楽の媒体」
カラオケで歌う時には何人かの人が集まります。 音楽を媒体とした、言葉を超えたコミュニケーションだからです。 そこで、歌について隣に座った人との会話が始まります。 それは、毎日の生活で話すことがほとんどなかったお年寄りの記憶を呼び覚まし、「言葉」を活性化させ、想い出を語りあうきっかけとなるからです。 歌う時には、大きく口を開けて活発な呼吸で声を出し、歌います。 多くの酸素を吸収する「呼吸の活性化」ですね!
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